アイゾット衝撃試験

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アイゾット衝撃試験

試験方法


試験片の片端を固定し、反対側(ノッチ面)をハンマーで打撃させる方法。振子式のハンマーで衝撃を与え、ぶつかった後のハンマーの振り上がり角度から衝撃強さを計測します。

規格

・JIS K 7110

・ISO 180

・ASTM D 256

アイゾット衝撃試験

試験動画

同じ材料でも強度が変わる?

樹脂材料を金型に入れて射出成型を行ったとき、繊維が並んで配勾という現象を起こします(図1)。図のようにサンプルA・Bをとったとき、それぞれ衝撃を加える方向によって強度が異なります。
x軸方向の衝撃には強かったが、y軸方向では壊れてしまったという現象が起こるのはこの配勾が原因です。サンプルによって強度が変わってくるので、5パターンほどのサンプルを採り、正確な強度を測ることが推奨されます。

アイゾット衝撃試験

図.1

疲労破壊はどこで起きやすいのか?

成形品の中で一番疲労破壊が起きやすいのは接続部だと考えられています。接続部とは、金属の連続していない箇所のことをいいます。例えば次のような金属の箱があった場合、金属板を接続する角がありますよね。この角には一番応力が集中するので、疲労破壊が起こりやすいのです。

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